純喫茶の魅力とは。大人が感じる懐かしさ、安らぎの空間
今回は戸塚で40年続く「珈琲貴族」さんにお邪魔してまいりました!
週1通うお客様から毎日通う常連さんまでたくさんの常連さんにお会いできた今回。
長年通われるお客様同士が、ともに年齢を重ね、元気を確かめ合いながら笑顔でお話しをしている光景はなんとも羨ましく・・・
創業当時から変わらない店内は、コーヒーの香りと共に、とても安らぎを感じる空間です。
創業は昭和53年。当時は、戸塚には多くの純喫茶があったといいます。
マスターは、夢であった喫茶店を開くため、30代で脱サラし、奥様と一緒に小田原の有名喫茶店で修行を積んだそうです。
現在マスターは時折お店に顔をのぞかせつつ、息子さんである康平さんにお店を任せていらっしゃるとのこと。
お母様奥様も一緒にお店に立ち、珈琲貴族では至福の時間と最高の一杯を提供しています。
珈琲貴族 森田康平さん
創業から変わらないこだわりの一杯
お客様からのオーダーが入ってからサイフォン式ドリップで淹れられる珈琲。
ここでしか飲むことができないUCC珈琲貴族オリジナルブレンドは、今も昔も変えることなく、ずっとこの味を守り続けているそう。
喫茶店ならではの洋食や軽食メニューもとっても充実しています♪
(開店当時から変わらないメニュー板)
そんな中でも、マスターご夫婦が修行先のオーナーから許しを得て提供している「貴族トースト」はインパクト大!
食パン3/5斤の厚切りトーストは、見ごたえ・食べ応えも抜群で、是非皆様にも食べて頂きたいおススメの一品です!
脱サラを決意。父のお店を守るために
康平さんが小学生の頃は、放課後をお店で過ごしていたのだとか♪
高校生時代には珈琲貴族でバイトをしていたそうです。
忙しく働くご両親の姿を小さい頃から見てきたことで、自然と父のお店を手伝いたいという気持ちが芽生えたといいます。
大学卒業後は、飲食系大手チェーンの会社に就職。
調理から接客などを一から学び、その後、喫茶店経営の難しさも知っていた康平さんは、経理を学ぶため食品卸会社へ転職したそう。
10年間経理を学び、40歳を節目に脱サラを決意し「珈琲貴族」へ。
いつでもどんなときでも変わらない場所の大切さ
「今ってバリスタがいる大手チェーン店のコーヒーってどこも美味しいですよね。僕は、場所というか、雰囲気が大事だと思うんですよ。」(康平さん)
大手チェーンの飲食店にいた康平さんだからこそわかる、「珈琲貴族」の特別なところとは?とお聞きすると、
「圧倒的に大手と違うのは、お客様との関わり方じゃないかなと思うんです。」(康平さん)
お客様一人一人に気を配ることのできる距離を大切にしている珈琲貴族さんは、初めてのお客様も昔からの常連さんもみんながあたたかい時間を過ごせる場所。
味も香りも変わらない自分だけの一杯の珈琲。
通いたくなる理由がそこにあります。
珈琲貴族
〒244-0003 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町141−2
045-871-9338
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140305/14003825/