オーナー薬剤師は日本一を目指す現役プレイヤー!
戸塚駅西口から戸塚小学校方面に徒歩8分(800m)。
ONE FOR ALL 横浜(地域交流施設)向かいのビル1階に入る「まめの木薬局」さんは、2017年6月地域密着型の薬局としてOPEN。
薬剤師として地域に貢献しながら、日本でトップを争うアンプティーサッカークラブ「FCアウボラーダ」に所属し現役で活躍する「まめの木薬局」開設者の遠藤好彦さんにお話を伺ってきました!
※アンプティサッカー・・主に上肢又は下肢の切断障がいを持った人々により行われるサッカー(特定非営利活動法人日本アンプティーサッカー協会より)
「えんどうが始める薬局だから『まめの木薬局』って嫁さんがつけたんです。」と少し照れた様子の遠藤さん。(えんどう豆からの…まめの木。なるほどです!)
そして、今どきの娘さんお二人をもつお父さんでもあります。
「まめの木薬局」というお名前にぴったりのナチュラルテイストな薬局内、そして奥のほうに・・・。
ひときわ輝く“サムライブルー”のユニフォームを発見!!
実は遠藤さん、38歳の時にアンプティサッカーワールドカップメキシコ大会2018の日本代表に選出され、日の丸を背負い世界のトッププレイヤーたちとプレイした経験を持ち、その功績が認められ2019年戸塚区より戸塚区民栄誉奨励賞を受賞されている方なんです。
「(ユニフォームを見つめ)もう外そうかと思ったりもするんですけど・・。」(遠藤さん)
「いえ、絶対にダメです!」(上野)
終始和やかにお話をさせて頂きながらも、幼少期から現在に至るまでを伺う中で、遠藤さんのその内に秘められた芯の強さを知ることに・・。
大学時代の事故から繋がる“今”
遠藤さんは、富士見ヶ丘幼稚園、大正小・中学校、金井高校、昭和薬科大学までを地元戸塚で過ごす生粋の戸塚っ子^^。
進路を決める際は幼少期の病院での想い出が薬学部への興味となり、薬剤師を目指すきっかけのひとつになったのだとか。
18歳。薬科大学へ現役合格を果たし小学生から続けてきたサッカー部に入部するなど、順風満帆な大学生活をスタートした5月の事・・。
自宅から大学へバイクで向かう途中、車と接触。右足の太ももから下を失う大怪我を負ってしまったそうです。
手術や入院、リハビリ期間を含む1年間の休学を経て、大学へ復学。
勉学に励み4年後、薬剤師国家資格を見事取得し卒業されています。
「義足生活、もう22年目になるんですね~。」と遠藤さん。
息を吹き返した瞬間
事故のあと、術後のリハビリとしてサッカーや車いすバスケなどにも挑戦したそうですが、以前の自分の身体とは違う感覚に苛立ちを感じ、運動を全くしない生活を送っていたといいます。
大学卒業後は調剤薬局に就職し、同じく薬剤師だった奥様とご結婚。
11年続けていたサッカーを遠ざけ観戦すらしないご主人のため、奥様がコンタクトを取った先が現在所属するアンプティーサッカークラブ「FCアウボラーダ」だったのだそう。
半ば強引に見学・体験をすることになった遠藤さんでしたが、同じように肢体に障がいをもつ方々とピッチに立ちいざプレイを始めると、パスを出すタイミングやボールの運び方など自然に過去の感覚が蘇り、楽しい!面白い!と感じているご自身に驚かれたそうです。
それ以来、埼玉の障害者交流センターまで一時間半の道のりを週に一回通われ、現在もすべての活力の源になっているとのこと。
ひとりひとりに寄り添う。地域のかかりつけ薬局を目指して
選手としても人々に勇気や元気を与える遠藤さんですが、薬剤師として遠藤さんが目指す「まめの木薬局」の姿とは。
地域に根ざし、患者さんひとりひとりに向き合うこと。
「薬剤師として患者さんを最後まで見届けたい思いがあります。仁天堂薬局(戸塚宿ほのぼの商和会会員・戸塚西口に2店舗)の湯川さんのように患者さんの看取りまでを私もできたらと思っています。」(遠藤さん)
昔からひとつのことを続けること、やり遂げることが好きだったという遠藤さん。
物事に冷静に向き合い継続する力をもつ遠藤さんらしい言葉ですね。
信頼できる薬剤師さんと一緒に、ご自身やご家族の健康に向き合ってみませんか?
まめの木薬局
https://www.kusurinomadoguchi.com/kanagawa/s171874
横浜市戸塚区戸塚町157-15フタバビル1階102
045-443-6940
戸塚宿ほのぼの商和会事務局 上野(こまちぷらす)